詩を3篇。恋と母と世界。






「日常と同じ瞳で」



何も確かめないまま、何度も電話をした。

笑って聞く君に、なんとなく優しさを感じてた。


君が他の女と、セックスしてる姿

思いながら酒を飲んだんだ。君が好きな酒。


君が他の女と、メールしてる隣。
ぼんやり珈琲飲んでた。汚い言葉で嫌われようとした。


好きという言葉のあと、続いたのは君の名前。

もう思い出せないんだ。


何を失くしても、
きっと、こうやって薄めて

きっと、どれほど強くても、


今と引き換えに、

きっと、

日常と同じ瞳で。





「お母さん。」



お母さん。あなたが世界のすべてだった頃。

確かにあった、10か月間。


出られても、出られずに終わっても、

わたし幸せだったと思う。

あなたに愛され、愛していた。


あなたが人を超えた時。
万物の神、永久に生む大地、

1人のための、宇宙だった。


あなたが出してくれたから、わたしたち同じ人間になった。

さわれてしまう、嫌えてしまう、蔑めてしまう、人間になった。


あなたがいなかったら、私、生まれてこなかった。

でも、あなたが今いなくなっても、私、生きてゆけてしまう。


お母さん。ずっと人間だった、お母さん。

もう神さまでも宇宙でもない、お母さん。

すこしずつ、小さくなっていく、お母さん。




どうか、幸せに生きて。






「   」


光がないと生きていけない

向かわないと生きていけない

食べる。壊す。

いのちを、神様の規則


「人でいる間に、知れることなんて。」


鼓動から出られない、
神秘は許した場所まで、

秘密は上手に、気づかず生きろ。

疑問も持たずに、いのち、いのち、いのち。


不条理。

ああ、だけど

また、こうして丸め込まれてしまう。

手綱が引かれ、


本能が、生きろ、生きろと、

思考は近づくたび遮り、


ああ、また、


「あなたを愛せたなら、幸せがいくつあっても足りない。」








〇 〇 〇 〇



丸裸の詩が、たのしくて癖になります。
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