- Day:2021.10.25 20:00
- Cat:油絵
こんにちは。
冬の気配を、ひたひたと感じる、今日この頃。
いかが、お過ごしでしょうか。
つめたい空気が、身体の中を、満たしてゆきますね。
雪国の冬は、とても寒いですが、
澄んだ空気を、楽しめるようになってから、
冬の訪れも、待ち遠しくなりました。
今年は、どんな冬に、なるでしょうか。
○ ○ ○

「血肉となるもの」
わたしと、わたし以外、
触れるすべてが、血肉となるもの
○ ○ ○
この絵は、P100号で、160×110㎝くらい、あります。
(でかい…。)
今年は、30歳になる、節目の年でもあったので、
大きな絵で、自分と向き合うために、描きました。
年齢が変わっても、十代・二十代の頃とは、また違った悩みがあり、
生きづらさは、相変わらず、残っています。
だけど、生きることと、向き合う耐性は、付いてきたかな、と思います。
視界に映るものの、すべては選べなくて、
取りこぼしてしまうものや、拭いきれないものも、ありますが、
だからこそ、
自分で選ぶことの出来たものと、
この手の内に、残ったものは、大切にしたいと思います。
絵を描きながら、これからも、
色々なことを、問い続けてゆけますように。
それでは。
寒くなりますが、どうぞ暖かくして、お過ごしください。
素敵な冬を、迎えられますように。
- Day:2021.05.16 12:11
- Cat:油絵

「 生きることを 諦めないでよかったと、 思えるものと 出会いたい、いつでも。 」
○ ○ ○
「 いのち 」をテーマにした 三作品、最後の一枚です。
「 ひとつだけ、吐露出来るなら 」
「 向こう岸の、あなたへ 」
「 生きることを 諦めないでよかったと、思えるものと出会いたい、いつでも。 」
なんだか、ひとつの文章のように、なりました。
(意図したわけでは、ないのですが・・・。)
いのち、についての、苦しさと希望を、連作として まとめること、
描きながら、どういう風になるかな、と思っていたのですが、
最後に、明るいものが出てきたので、よかったです。
生きることを、やめてしまった方が、楽だ、と思うことや、
生き方に迷うことは、
誰にでも、何歳になっても、ありますが、
それでも、
生きることを 諦めないでよかったと、
思えるものと、出会いたいです。 いつでも。
○ ○ ○
いま、大きな絵を、描いています。
こちらに載せられるのは、秋ごろになる、予定です。
これから少しずつ、暑くなってきますが、
また 日差しが穏やかになる日まで、
どうぞお元気で、お過ごしください。
- Day:2021.02.17 13:22
- Cat:油絵

「 向こう岸の、あなたへ 」
『 愛しい人、わたしは此処で、 生きてゆきます。 』
○ ○ ○
「 向こう岸の、あなたへ 」
いのち、についての絵、その2です。
(あともう一枚、続く予定です。)
生きることを 重ねていくと、
いろいろな人と、出逢い、離れてゆきます。
もう 交わることが、出来ない人、
交わらない方が、強く生きてゆける人、
もう 会うことの、出来ない人、
会っているのに、遠くに 感じてしまう人、
どんな出会いや、別れも、
そのせいで 不幸になりました、なんて、
言って しまいたくは、ありません。
時間が 必要なことなら、どれだけ 時間をかけてでも、
消化して、ゆきたいです。
此処で、生きてゆくために。
- Day:2020.12.20 16:36
- Cat:油絵

「 ひとつだけ、吐露出来るなら 」
『 あなたが笑っていてくれないと、
わたしは、安心して幸せになれない、
と、言われました。』
大切な人を 捲き込まないために、ひとつだけ、手放せるものが あるとするなら、
それは、いのち、以外の、何かであって ほしいです。
生き永らえるための 場所や、方法が、
分からなくて、見つからなくて、
やめたくなる日も あるかも知れないけれど、
いつか、きっと、
出来るようになる日が来ると、
信じています。 分かっています。
だから、
せめて、どうか、
今は。
○ ○ ○
いのち、というもの について、
考えることの多かった、一年でした。
年が明けるから、といって 切り替えられるもの ではなく、
はたまた、考えることを やめたからといって、
楽になる、という訳でもなく、
向き合い続ける 辛抱の日々は、
まだ、終わりが見えないですね。
同じ不安に 苛まれながらも、
向き合っているものは、それぞれで 違います。
だけれど、
いのち、というものの、重さと 不可思議さは、
ひとしく平等だと、思っています。
簡単に、失なわれて しまいたくないです。
わたしも、あなたも。
そんなことを 考えながら、
いのち、を テーマにした 絵を、
来年も、もう少し、描いていく気が します。
気が向いたとき にでも、
お付き合いいただけたら、幸いです。
それでは。
あたたかな冬を、お過ごしください。
- Day:2020.09.10 18:22
- Cat:油絵
「かみさまじゃない ひと、 うつくしい ひと 」

あなたが うつくしいのは、
あなたの 心が、うつくしい からだ、
○ ○ ○
こんにちは。
暑さを 和らげるように、
雨の日が すこしずつ、増えてきました。
山には 時折、霧が立ち込めています。
○ ○ ○
うつくしいひとを、かみさまに してしまうことは、簡単です。
だけど、誰しもが、清と濁を 両方併せ持つ 人間だということを、
忘れないようにしたい、と 思っています。
(おそらく、その 濁は、見えているよりも 大きなものである、ということも。)
清と濁の、その どちらを経ても なお、
心のうつくしさが にじみ出る人が、
ほんとうに うつくしいひと、なのだと思います。